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#05
例えば、浮き出してきた被せ物を調節したり、金属の詰め物を目立ちにくいセラミック製のものに変えたりすることも、審美歯科の治療内容に含まれます。前者は形態の一例、後者は色彩の一例です。審美歯科を一般的な歯科と分けて考えるのは誤った認識です。歯科審美を実現するためには、正確な虫歯治療や、歯周治療、根管治療、抜歯、インプラント、矯正といった総合的な力が必要になります。
経年による黄ばみや喫煙などにより変色してしまった歯を白くするための審美歯科治療が、ホワイトニングです。医院で行うオフィスホワイトニングや自宅でできるホームホワイトニングなど、治療方法も多岐にわたっています。歯科医師に相談しながら、自分のライフスタイルにあった治療方法を検討してみましょう。 また、年齢や生活習慣などにより、本来であれば鮮やかなピンク色だった歯茎の色が変色して黒ずんできてしまうことがあります。審美歯科治療では歯茎の色をもどす治療も取り扱っています。専用の薬品を使用して除去する方法であれば約10分、レーザーを使用して除去する方法であれば約30分で終了します。薬剤を使うかレーザーで施術するかは、症状により医師が判断します。ただし、喫煙や口呼吸などの日常生活が原因なので、その原因を取り除かない限りは再び黒ずんでしまいます。主治医と相談しながら、綺麗な歯茎の色を出来るだけ長持ちできるよう、生活習慣を見なおしてみるのもいいかもしれません。
前歯の歯並びや形などは、笑ったときの印象を大きく左右するものです。美しく整った前歯は好印象を与えるので、前歯を整える審美歯科治療を検討している人も多いかと思います。前歯の隙間をなくしたり形を整えたりする治療の代表例が「ラミネートベニア」です。前歯の表面を薄く削ったのちに、セラミック(オールセラミックやハイブリッドセラミックなど)でできた人工の歯で覆い被せ、前歯の隙間を目立たなくします。 また、この治療方法を用いれば虫歯により欠損した部分を補うこともできます。強度が強く変色しにくいオールセラミックや、治療費を比較的抑えることのできるハイブリッドセラミックなど、ラミネートベニア治療の種類もいくつかあります。それぞれのメリット・デメリットを歯科医師に教えてもらい、最適な治療方法を選びましょう。
クラウンとは歯の被せ物のことです。天然の歯に近い色調・透明性をもったクラウンにより、
自然に歯を白く美しくすることが可能です。